人生に点数をつけるとしたら何点ですか?
青野春秋さんの漫画『俺はまだ本気出してないだけ』のスビンオフの短編で使われたセリフ。

15年勤めた会社を40歳にして辞めてしまい、漫画家を目指す大黒シズオ。
それを取り巻く人々との交流をゆるく描いたほのぼのコメディ漫画です。
福田雄一監督・堤真一主演で2013年映画化もされています。

家庭にも学校にも居場所を感じない思春期真っ只中の中学生が主人公。
自分や他の人に人生の点数をつけて、毎日にうんざりしていました。
学校をさぼっていたある日、ハンバーガー屋でバイトをしていたシズオと出会います。
勝手に休憩していて、後輩の若者に注意されているたシズオに、40点をつけました。
またある日、公園で子ども達とサッカーをしているシズオと再会します。
シズオの年齢と漫画家を目指していることを聞いて、0点をつけました。
中学生はシズオに質問します。
「おじさんは、自分の人生に点数をつけるとしたら何点ですか?」
後日、歩道橋の上でまたまた再会したシズオは答えます。
「俺には点数はいらねーわ。」
なんて、素敵な言葉でしょう。
はたから見たら、シズオは不器用でダメだらけのおじさんです。
でも、世間体など気にしないで自分の価値観で物事を考えます。
そして、人生を楽しんでいます。
「おじさん、僕も点数のいらない人生をおくりますよ。」
ジズオは中学生に笑って親指を立てました。
思春期の頃、誰もがまわりと自分を比較してしまいます。
人からどう見られているのか気にします。
そして、自分にダメ出しの判断を下します。
若い時は、広くまわりを見る気持ちの余裕がありません。
人の目というのは、結局自分が決めつけている偏った価値観です。
大人になったら、価値観はオセロのように目まぐるしく変わってゆきます。
好きな事や楽しいことをたくさん経験しておくと、いつかそれらが人生を変えるかもしれません。
アトリエぱれっとのレッスンでは、子ども達をできるだけいっぱいほめるようにしています。
頑張ったこと・できるようになったこと・作品の良い所。
ほめられることで、自分の力を理解して自信をつけられるからです。
自分が知らないだけで、自分の良い所は意外といろいろあるものです。

現在の自分に自信がなくても大丈夫。
一歩前へ進めば、知らない新しい世界にいつかたどり着くかもしれません。
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家庭にも学校にも居場所を感じない思春期真っ只中の中学生が主人公。
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学校をさぼっていたある日、ハンバーガー屋でバイトをしていたシズオと出会います。
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後日、歩道橋の上でまたまた再会したシズオは答えます。
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でも、世間体など気にしないで自分の価値観で物事を考えます。
そして、人生を楽しんでいます。
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人からどう見られているのか気にします。
そして、自分にダメ出しの判断を下します。
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