三尾瑠璃展『Re:birth』

福岡県福岡市を拠点に活動されている染色作家の三尾瑠璃さん。
初個展になる『Re:birth』を観て来ました。
染色や着物に特に知識はありません。
ただし、風情を感じる伝統美とし昔から心惹かれるものがありました。
場所は、東京・六本木の「ア・ライトハウス・カナタ」。
パリを舞台にしたお洒落な映画『アメリ』に登場するような、素敵な建物の霞町テラスの6階にありました。
会員制クラブのような入り口に、入る時少しだけ緊張しました。


中は、薄暗く照明を落とした素敵なギャラリーでした。
かなりの広さがあります。
着物が壁に展示されていました。

古くなり利用価値が低くなった古着の着物。
染色を施し、新たなる着物へと創り上げた「現(うつつ)に着物(きもの)シリーズです。
また、着物の前には、見たことがない不思議な立体作品がライトアップされて展示されていました。
染色の立体作品の「鏡花(きょうか)」シリーズです。







特にこのシリーズの作品が印象に残りました。
染色を立体のアクリルに組み込み、現代アートとして生まれ変わった作品。
日本的な着物の美しさと記憶をは残しながらも、透明感のある現代的な新しい美が感じられます。
ギャラリーのスタッフがとても丁寧に解説してくれたので、気持ち良く鑑賞できました。
とても素敵な個展でした。
三尾瑠璃展『Re:birth』
♦︎会期 2025年1月30日(木)-2月15日(土)
♦︎時間 午前11時-午後6時 最終日は午後4時
♦︎会場 ア・ライトハウス・カナタ 東京都港区西麻布3-24-20 霞町テラス6F
♦︎料金 無料
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