『アリス新世紀』: ぱれっと日記

2025年04月07日

『アリス新世紀』

　昔から『アリス』の世界がとても気に入っています。

『アリス』とは、1865年に刊行された、世界中で圧倒的な人気のある児童小説『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル著)です。

特に好きな理由の一つは、ジョン・テニエルが描いた個性あふれた挿絵。
現代でも、遜色のない魅力を感じます。

好きな理由は、もう一つあります。
アリスの目を通じて、非日常感にあふれる異世界へ旅立てることです。

現在、東京・渋谷のヒカリで『アリス新世紀』が開催されています。

13名のアーティストが、それぞれの独創的な切り口で、アリスの世界観を表現していました。

心惹かれた作家の作品をご紹介します。※作家の呼称略

金子國義

深瀬優子

松島智里

井桁裕子

櫻井結祈子

奥田拓郎

　今回初めて知った作家で、とびきり夢中になった作品があります。

経塚真代

運が良いことに作家本人がいらっしゃったので、少し話をする事ができました。

北海道に在住。
穏やかな話し方の素敵な方でした。

とても人気のある作家なため、初日の開始時間から購入希望者がかなりおりました。

海外の個展も多く、東京の展示はあまりないとのこと。
今回鑑賞できたのは幸運だったかもしれません。

初めて目にした時、ワクワクする気持ちが胸から飛び出すような楽しさを感じました。
作品によっては、マスクの取り外しができるものもありました。

アメリカで1876年に刊行された児童小説『トム・ソーヤーの冒険』 (マーク・トウェイン著)のような、無邪気いっぱいの子どもたち。

子どもって、本来不完全で破天荒な生き物。

作品だけで完結するのではなく、次にどうなるのかなという余韻が楽しめます。
絵画による制作が原点だと聞き、納得しました。

会場を後にしてからも、とても素敵な記憶をお土産にできました。

どうもありがとうございました。

『アリス新世紀』

♦︎会期　2025年4月4日(金)-4月20日(日)
♦︎時間　11:00-20:00
♦︎会場　渋谷ヒカリエ8階　Bunkamura Gallery 8/
♦︎料金　無料

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