"絵本"の記事一覧

『ハチドリのひとしずく』ー運命を変えるかもしれない第一歩ー

 昨年鑑賞した坂本藍子さんの個展『森の雫』にて、『ハチドリのひとしずく』という南米の民話を知りました。 山火事の際に、一滴(ひとしずく)の水を一生懸命に運んで火を消そうとしたハチドリの民話です。 ハチドリのひとしずく-ハチドリ電力- ハチドリはくちばしがとても小さいので、一回に一雫の水しか運べません。 …
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『不思議の国のアリス』-絵本のテーマパーク-

  世界中で人気のある名作『不思議の国のアリス』。 その名作を大胆にポップアップ(飛び出す絵本)に仕上げたのは、ロバート・ジェームス・サブダさん。 ニューヨーク・タイムズ紙は2003年の記事で、彼を「紛れもなくポップアップの王」と称しました。  私は昔から本が大好きでした。 現在ではスマホから画面越し…
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『とん ことり』

 小学校では新しい体験や出会いが待っています。 家庭では味わえないワクワクや楽しみがいろいろあります。 しかし、内気なお子さんにとっては、不安がいっぱいかもしれません。 新一年生。新しいクラス。 親しい友だちができるまで、ドキドキした気持ちを抱えているかもしれません。 頼りになる先生も慣れるまでは、少し怖い…
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『じゃぶじゃぶこの きょうりゅう』の見本が届きました

 先日、小学館から絵本『じゃぶじゃぶこの きょうりゅう』の見本が届きました。 この絵本の原作を書いています。 三重県のテーマパーク 志摩スペイン村 パルクエスパーニャ内で先月から園内で販売されています。 行く機会があれば、ぜひ手に取ってみて下さい。 関連記事 原作を描いた絵本が今月販売されます h…
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冬に読みたくなる絵本

 毎年雪が降るような冬の寒い時期に、思わず手を伸ばしたくなる大好きな絵本『てぶくろ』。 ウクライナ民話から作られた名作です。 1951年に旧ソビエト連邦で出版され、日本では1965年に翻訳出版されました。  おじいさんが森の中で片方の手袋を落とします。 雪が積もった寒そうな場所に、とても暖かそうな手袋。 …
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原作を描いた絵本が今月販売されます

 昨年、ブログで告知した絵本『じゃぶじゃぶこの きょうりゅう』が、今月の1月31日から三重県のテーマパーク 志摩スペイン村 パルクエスパーニャ内で限定販売されます。書店による一般販売はありません。 昔小学館の絵本雑誌『おひさま』に絵本の原作で連載をしていた時に、縁があり執筆した一冊です。  絵は、木村光雄さん…
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進化した「飛び出す絵本」

 今や映像で3Dは当たり前の技術です。 そのためか、「飛び出す絵本」の進化が止まりません。 昔から「飛び出す絵本」はありました。 しかし、現在人気のある作品は、読者の予想を超えた立体表現を楽しめます。 絵本は平面の絵で構成されています。 そこに立体感を出すには、やりすぎるぐらいの演出表現が必要になります。 …
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ものづくりの「きっかけ」

 誰でも何かを始める「きっかけ」があります。 私が絵や物語作りに興味を持ったのは、1冊の絵本から。 それは、幼稚園の時に先生からもらった「へんぜるとぐれーてる」(ニッポ出版)です。 今までいろいろな「ヘンゼルとグレーテル」を見ましたが、この絵本の挿絵が一番気に入っています。 もう数十年前の絵本なので、とても汚…
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昔原作を書いた絵本の復刻版が出ます

 昔絵本の原作を書いていた頃の一冊『じゃぶじゃぶこの きょうりゅう』の復刻版が出ることになりました。 この絵本は、三重県のテーマパーク 志摩スペイン村 パルクエスパーニャとコラボした絵本です。 一般流通もしていましたが、施設内販売が中心でした。 千葉県民にはあまりなじみのないテーマパークですが、国内レジャー(テーマ…
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リサとアート気分でお出かけしましょう

 『リサとガスパール』は、世界で200万部突破の大人気の絵本シリーズ。 主人公のリサは、フランス(パリ)に住んでいる、ウサギでもイヌでもない女の子。 人間の学校に通って友だちがいっぱいいるけれど、特に仲良しなのは、ガスパール。 遊びもいたずらも、いつも一緒です。 リサは、好奇心が旺盛なので、いろいろなハプニングに…
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子どもが下を向いた時、心を温めてくれる絵本

 ある年齢になると、子どもは保育園・幼稚園・小学校・習い事教室などに通うようになります。 親から離れての、新しい出会いの中での生活環境。 新しい発見や楽しみに出会える喜びがあります。 同時に、新しいことは、恐れや不安を生み出します。 不安に感じる気持ちをどうしたらよいのか分からずに、胸をぎゅっとしめつけらるこ…
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『2ひきのねこ』-猫が好きな人にオススメの絵本-

  昔から犬好きなので飼うなら犬派ですが、見た目と自由奔放な生き方が好きなのは猫です。 猫がどんどん好きになったきっかけ。 それは、以前漫画コースに通っていた猫好きのMさんが時々見せてくれた猫のイラストかもしれません。 最近買った絵本『2ひきのねこ』。 猫好きにはたまらない本だと思います。 飼い主の「ももち…
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『大ピンチすかん』

 絵本が大好きです。 絵本が好きな理由は、ファンタジーがたくさん詰まっているところ。 日常を切り取った作品も、優しいタッチの絵を見ると、心が温まります。 好きすぎて、昔、小学館で月間で刊行していた絵本雑誌「おひさま」で絵本の原作の仕事をしていたこともあります。 現在でも、大きい本屋さんに行く時は、絵本コー…
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『あし にょきにょき』-絵本は想像力の宝庫-

 絵本は、子どもが最初に出会う本です。 紙面いっぱいに広がる魅力的な絵が、子どもの心をわしづかみします。 少ない文章のため、絵と絵の間の様子は、自分で想像する楽しみがあります。 絵本に対してアニメは、躍動感のある映像を楽しめる魅力があります。 ただし、映像の連続のため、想像する必要がありません。 創造力の成長を考えると…
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クリスマスイブの真夜中に走る急行『北極号』

 クリスマスにお気に入りの絵本を一冊ご紹介します。 『急行「北極号」』。 作者は、アメリカの児童文学作家でありイラストレーターのクリス・ヴァン・オールズバーグさん。 1986年度コルデコット賞受賞した、世界中で人気のある絵本です。 日本では、2003年に村上春樹さんが翻訳して、あすなろ書房から出版されました。…
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『星の王子さま』に学ぶこと

 『星の王子さま』は、フランスの作家サン=テグジュペリが書いた児童小説で、1943年にアメリカで出版されました。 大好きな本で、読む年齢で違った感想を持てる、不思議な本です。 作者自身によるさし絵は、けっして上手には思いませんが、文章と一体化されていて記憶から離れない魅力があります。 今回ご紹介したいエピソードは、…
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林明子の優しい絵本

 小さい頃から絵本好きで、若い時には絵本作家を目指したこともあるので、現在でも絵本には特別な思いがあります。 いろいろな絵本が好きですが、絵本作家さんでは林明子さんの作品が特に気に入っています。 主に70年80年代の作品が多い、日本を代表する絵本作家の一人です。 林さんの描く子どもの絵がとにかく魅力的。 子どもら…
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『フラワーフェアリーズ』

 子供のころは本が大好きで、グリム童話、アンデルセンの童話、シンドバットの冒険などのファンタジー的なお話は特に心ひかれました。 妖精についても、信じていたわけではありませんが、でももしかしたらいるかも、いたらいいいなと心のどこかであこがれていました。  自分の中でイメージしていた妖精のイラストを初めて観たのは大学生の…
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自分が少しだけ好きになる絵本

 私が好きな絵本を一冊紹介します。 佐々木マキ著の「やっぱりおおかみ」です。  地球上にたった一匹だけ生き残ったオオカミが、仲間を求めて街をさまようお話です。  文章が少ない漫画風の絵が淡々と展開してゆきます。 オオカミはどこに行っても居場所がなく、同じ仲間はついに見つかりませんで…
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クリスマスの絵本

 「よるくま クリスマスのまえのよる」 以前紹介した「よるくま」の続編です。 クリスマスに関わる絵本は星の数ほどありますが、 中でもお気に入りの絵本です。  明日は楽しいクリスマス。 でも、サンタさんは来ないかも・・・。 お母さんにしかられた主人公の男の子が心配で眠れないと、ドアをノックする音が聞こえてきます。 …
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